医療施設
待合のないクリニック
コロナ禍以降に小児科を開業するにあたり、病院に行った方が病気をもらうという心配がますます大きくなる中で、待合から診察、治療、ワクチン接種などをすべて個室内で完結することで、安心して通院してもらえるクリニックを目指した。受付はテナントの大きい気積を活かしたスギ材のドームとし、建具や家具はラワンやタモ材とすることで、木に包まれたやわらかい印象のクリニックを目指した。また、受付南側には共有部に対して大開口を設けることで、共有部でやわらげられた自然光が受付まで届き、明るいクリニックになった。